カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

そのひと

帰りの空気に何を思うや

カブしぼー。 再起不能だ。 オジと車の友達のとこへ遊びに行った。 この友達は、知り合いになって三年くらいかと思う。カブとオジで出会った友達。 車の話をわやわやしてるうちに、オジがすごい車にいっぱい乗ってきてることとか、秘密基地と家を同時に買っ…

だから 言わない

カブの衝撃。 カブ、動悸がする。 オジと車の知り合いのところに遊びに行った。 一緒にイベント出ませんかー?って誘って、後で詳細送りますね。ってさよならしてきた。 帰りの車内で、忘れる前に送っとこ!って言ったけど、詳細、前に見たのにネットで出て…

なんとなくでいい

オジは忙しい。 一人親方になって 本人曰く、 「三日働いて一日休むくらいのペースでやれたらサイコー」 だったのが、今は 七日働いて一日休みあるかないか になっている。気の毒。笑 辞めた会社でオジが担当していた仕事が、ほぼオジの元へ流れてきた。 仕…

知り得ぬこと

秘密基地であれこれしながら、昼はどうするねー?などと言い、今日は日曜だから、あの店は休みなんだなー…とか言って、大型ショッピングモールへくりだす。 オジは、探し物を見つけに。カブもその後連れて行ってもらいたい店がある。 と、日曜の上、野球のデ…

愚かだけど、馬鹿じゃない

電車乗ってる。帰路。 オジは昨日の夕方、オークションの写メ送ってきてだからって休みのことは何も言わなくて。 ふーん、そっか。じゃあ明日は仕事かな。もしくは、明日会うのかなあのひと… とか思って今朝はいつもよりのんびり起きた。 だからってちゃんと…

もう、はよしてー。いや、やめてー

大丈夫です。生きてます。 オジは、あれから何にも言わないし、仕事も忙しそうだし休みの日はカブと一緒だし、まあ、休みなんて言わなきゃ分かんないんだから、もしかしたらカブ知らなくても休んでんのかもしんないけど… あのひとのことは、なーんにも聞いて…

カテゴリーが複数で選べることを知るカブ

オジは相変わらず忙しそう。 先日は腰が痛いと言って、お昼を食べた後椅子から立ち上がれなくなってた。 よく働いているようだ。 なので、オジの都合かあちらの都合かは分からないけど、会えてはいないんじゃないかなー…という感じ。 敢えて聞きはしないでい…

イヤなひとになる

秘密基地のお正月用のお飾りを仕舞う。 どう?仕事。今月は忙しそう? って、明けてから、定休日になってやっと会ったオジに聞く。 うんー。今日まで一週間ちゃんと働いたわ。今週は長かった。今月忙しいかも… と答えるオジに、ちょっとホッとする。 暇で暇…

萎れてる

お正月。 暇である。 通常、妻であり嫁であり母であるカブは、こういう国民的休暇には、 家にいなくてはならない という、しきたりのような義務のようなものに縛られている。 ごはん作る人 それ のみ。だ。 結婚したらとか子供できたらとか、いずれ孫ができ…

今電車

ガハッ! 瀕死の重体である。 カブは重体。 あのひとから電話があった って、オジが言った。 え?と、目を見開いて止まってしまった。 その前に何か話をしていたのに、その話の内容は忘れた。 もう何年も電話なんてしてないのに、どうしたんだろ?って思った…

これっきりでお願いします

そのひとには 二回会った。 もう一度は、クラブの全国オフの二次会。 その年は、珍しくOBさんの参加が多く、釣られ参加で 仲良しだった初期のメンバーが集まった。みんな集まってるよー という声がけに、たまたまこちら方面に仕事で来ていたそのひとも反応し…

これきりではない

その、結婚したかったひと に、会ったことがある。 オジさんは 最初の頃、何かにつけ 会話にそのひとの名前を出した。オジさんも そのひとも カブも、同じ車種のオーナーで、二人はOBで。付き合ってたのだから、思い出話に出てくるのはやむを得ない。 その頃…

何度でも行ってしまう

オジさんは、また西へ行ってしまった。 お仕事なんだけど。 カブは、オジさんが 西へ行くのが嫌い。 オジさんには、結婚したいひとがいた。 そのひととは 家柄が違って、あちらの両親に反対されていた。 その頃のオジさんは シャチョーさんで、高級外車なん…