カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

このまま だ。

明日、休みになった。

 

と、オジから LINE。

それだけでニヤニヤなカブ。

 

最近は、次休みいつー?とか、日曜は仕事だよね?とか、前もって聞いてしまうので、

誘ってくるオジを感じる事がなくなっていた。

 

ふぬ。まだ、休んだらカブ って思うんだ。

ふふ。

いいぞ。それ (。 ノ∀<)σ

 

このまま行こう。

別に いいし

お留守番の時がやってきた。

 

ずいぶんと前から知っていた、

あの子が来る日。

 

27日には あの子が帰ってくる。

遠くに暮らしているあの子が、実家のあるこちらに帰ってくる。

 

あの子は時々帰ってくる。

どうも持病があるらしく、その治療や通院や、季節ごとの帰省なのか。

わざわざ詳しくは聞かないけど、

その日 だけは、知ったら忘れない。

 

この前会った時、

「来週は…来週は…Iさんが来るから。飯食いに行くから」

とオジは言った。

 

知ってるしそんなの。この前帰って来るって言ってたわ。

 

しなきゃならないお留守番を言いつかったわんこが、

嫌だけどできるしそんなの。別に何でもないし!と、不満げに ワフッ!フンッ!と応える様に、

ふうん。と、知らん顔をする。

 

この一週間は 連絡してやらんからな。

ワフッ!(๑•̆૩•̆)

 

 

 

 

 

 

 

それがいい。それでいい。

昨日、オジと遊びに行った。

 

マルシェみたいな蚤の市。

食べ物もおしゃれな雑貨も古道具もある。

 

いつも行く商店街なので、ぷらぷらしながら色んなブースをのぞく。

お店の人ってすごい。結構顔を覚えててくれて、あちらから

こんにちはー。今日はアレ使ってないんですかー?

なんて声をかけてくれる。

 

けど、名前も知らないし関係性も知らないので、当たり前のように夫婦だと思われている。

話しながら、

「優しい旦那さんですねー」

「旦那さんはの趣味はそうなんですかー」とか、

めちゃめちゃ 旦那さん言われる。

 

だいたいはスルーするんだけど、一つの店で話が弾んで長居したら、旦那さん連呼されだんだん気恥ずかしいやらいたたまれないやら…

で、チラリと "旦那さん"を見遣り、

「いやー、お友達なんですよねー」

と白状してしまう。

 

旦那さんは特に関せず、ふっ、と笑うだけだ。

あなたに

カブは有夫だ。

前にも書いた。

 

夫のことは、しねばいいのに と思っている。

若くて、結婚とか生活のビジョンなんてなく、夢もなく、成り行きに乗って結婚した。

 

カブの親は離婚している。

そのせいにするわけではない。

ただ、

もし自分が結婚をするのなら、きっとうまくやる。

責任を持った生活と人生を送る。

そんな決意というか信念というか、何かを、意識せずにも持っていた。たぶん。

 

なのに、成り行きでそれに至った。

親の気に入った相手と、優しかったその人と、そこに至るまでの過程のめでたさに浮かれて、表面だけでカブを娶ろうとしたその人にまんまと乗せられて。

 

のちのち、

結婚するまでの自分は猫を被っていたとか、言うべきことをわざと言わなかったとか、夫はカブに告げた。

それは、特に何でもない事のように。

けれどそれらは、なかなかに人生や生活や今後に影響のある事だった。

 

しかし夫は、飲む打つ買う

をする人間ではない。

暴力も振るわない。

お金の管理も持った分だけきちんとできる。

世間的には問題のない人 だ。

 

ただ、考えが違う。

カブとは、決定的に何もかもの考えが違うのだ。

 

そして、それを、カブに押し付けてくる。

思いもしない事でキツイ言葉を吐かれたり、物音大きく気に入らない事にやつ当たったり、子供にひどい態度を取ったりする。

 

この人は、王様なんだな…

家では全部親が与えてくれて思い通りになり、外ではいい人の顔をして苦労をせずに我儘にここまできた。

結婚して、甘える相手を親からカブに変えただけだ。

 

ただ、カブは、それを 受け入れられなかった。

受け入れられないまま、ここまできた。

 

何故離婚しないのか。

前述した、責任を持った生活と人生を送る。

カブは、それから逃れられない。

誰が決めたわけでもない、従わなくてはならないわけでもない。

自分で自分を縛っている。

 

モラハラ という言葉を知った。

モラルによる精神的な暴力や嫌がらせのこと

 

夫が、これに当たるのかはわからない。

外面はいい。

よその子供の面倒はよくみた。

出かければ仲良く振る舞える。

けど、

帰ってからの愚痴がすごい。

カブの家族の悪口を言う。

友達はいない。会社でも慕われてはいない。

飲み会になど誘われないし行かない。

休みは家にしかいない。

 

これがそうと言うのかはわからない。

けれど、カブには相当に辛いことだった。

具体的に、幾つも許せないことを持っている。

 

誰かが決めた定義ではなく、カブにとってしんどい事はそれだった。

子供の成長期、お金が要る学生の頃、仕事に迷った時、どうにも立ち行かなくなって、一時カウンセリングに通ったりもした。

 

けど、カウンセラーなんて何もしてくれるわけではなくただ話を聞くだけで、それにただうなづくだけで同意するだけで、カブの求めているものは何もくれない と思って行くのをやめた。

それが必要なことだった、っていうのは、後でちゃんとわかった。

 

聞いて欲しいだけ。

意見なんていらない。

解決なんてできない。

ただ、垂れ流したいだけだ。

そんなカブに、モノを言う人なんて、あの時は受け付けなかった。

 

で、夫は何か?

モラルと言って世間一般のモラルではなく、

カブにとってのそれ、が、カブの生き方に大切なんだ。

だから、それの良し悪し、世間とのズレではなく、カブとあのひととのそれの、決定的にあいまみえない違いがネックなんだ。

 

モラルの定義の尺度が違う。

それ だ。

 

ここまで書いた。

疲れてしまった。

寝ます。

続きを書くかはわかりません。

 

ただ、貴女に。

さらりとはいかない私を。

それでも、見栄を張る私を。

 

おやすみなさい。

 

これでいいのだ

アルバムを整理した。

 

アルバムと言っても、ミニアルバム。

あの、写真屋でくれる、とりあえず 現像した写真を納めておく小さなアルバム。(昔はくれた。今はどうなんだろう?)

 

ここ五年くらいのものが 本棚にギュウギュウ詰めてある。

いい加減ギュウギュウもギ…ギュ…う…くらいになってきたので、やらなくちゃあな、と思っていた。

仕事も楽になったし、心に余裕はできたし、もしかしたらこんな時は短いのかもしれない。今やるのがいい。

 

と言っても、いまや写真はスマホで撮るばかりで現像などしない。

それはもう、五年も前からすでにそうで、だからと言ってUSBに保存するとかiCloud使うとかもしてないし、積極的にとっておこうとしなければ 失われてしかるべきものだなあ…と思う。

 

それはそれとして。

整理。

 

写真はほぼない。

何があるかと言うと、

チケットだ。

半券だったり、何故かもぎられていないものだったり、そのチラシとかパンフレットであったり。

一人分であったり二枚あったり。

 

ほとんど オジと行ったものだ。

 

知り合ってから、こんなにたくさんの どこか へ行った。

最初はたぶん、オジがカブを誘う口実と楽しませようとして。

次はカブが、行ってみたいところに付き合ってほしくて。

だんだん趣味が知れたら、一緒に楽しめるところへ。

 

こんなに色んなところへ行ったんだぁ…

整理とは、

なかなか感慨深い。

 

そして、今、それはあまり増えなくなった。

 

それは、慣れとか馴染みであるのか。

カブとオジは、馴染んだのか。

あるいは、飽きたのか。

 

秘密基地がある。

どこかに行かなくても、楽しめる場所ができた。

口実を探さなくても 居られる場所ができた。

そういうことだと。

思おう。

 

たくさんの事実と、

今もここに居る。

ま、いっか。それで。

 

 

タイム フリーズ

タイムツリーって知ってる?

 

CMでやってるじゃん、大切な人とスケジュールを共有しよう!ってやつ。

アレ、絶対やだよね。家族とか彼氏とかと共有?はー?ないしー。

やだわ、家族が私の行動を知ってるとか。

って、むすめと話してた。

 

けど、今から一人暮らしを始めるむすめに、

でもさ、私たち二人で休みの日だけ知り合うのは便利じゃない?

今から離れ離れになるんなら、フリーの休みだけは知ってたら誘いやすくない?

って、あのアプリを入れたんだ。

カブの携帯にも。

だから知ってる。あのアイコン。

 

けど、そんなもんを、オジが使うなんて 思ってもみなかった。

でも、オジは、結構新しもん好きだったそう言えば。

スマホだって新機種出たらすぐ変えるし、車どんどん乗り換えるし↓

 

でも。でもね、

分かってるんだ。

わかってるんだけど。

オジが、誰かとスケジュールの共有なんて進んでしようとする人ではないこと。

使い方のわからないアプリなんて、わざわざやりたがる人でもない。めんどくさがりだし。

 

とか、それは、カブが嫌な予感を遠ざけるために、どうにかこうにか都合のいいようにとろうとする技だろうか。

世間のみなさんから見たら、アホやなこいつなのだろうか。

 

他人がアホなのはわかるのに、自分がアホなのはなんで見えないんだろうか。

 

でも、今まで知り合ってここまできて、どうしても、どう考えたって、わざわざ隠れるようにしてチャラチャラしてる人には思えないんだ。

だったらカブをさりげなく捨てる人だと思う。

優しくか、それとなくか、捨てるんだ。

 

だから、そうじゃないとして。

 

オジがどうであれ、オジと共有したいっていう人がいるんだろうな と思う。

そして、それは、

あの子だな と思う。

 

オジが仲良くしてるひとは、もっと何人もいるのかもしれない。

普通の顔して普通に話題にしてるあの人やあの子以外にもいるのかもしれないのに、カブは 聞いたことのあるあの人やあの子のことばかりおもう。

 

つまらないことだ。意味のない。

カブだって、言えないことの一つや二つや幾つかだってあるくせに。

 

今日だって楽しかった。

たくさん共有してたくさんワクワクした。

おいしく食べていっぱい笑った。

 

それでいいじゃん。

それがいいんじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけの話

タイムツリーって知ってます?

 

大切な人とカレンダーをシェアしよう

 

っていうアプリ。

 

その、タイムツリーのアイコンが、オジさんの携帯に入ってたのがチラ見えて、

 

無限に落ち込んだ

 

っていうだけの話。