カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

カテゴリーが複数で選べることを知るカブ

オジは相変わらず忙しそう。

先日は腰が痛いと言って、お昼を食べた後椅子から立ち上がれなくなってた。

よく働いているようだ。

 

なので、オジの都合かあちらの都合かは分からないけど、会えてはいないんじゃないかなー…という感じ。

 

敢えて聞きはしないでいるけど、今週あたり その日は空いてない…とか言われるんだろ、と思ってカブから連絡をするのを躊躇う感じになってたら、休みの前の日珍しく遅い時間に、カブが頼んでおいた某オクの落札画面のスクショを送ってきた。

ありがとうは言ったけど、明日休み?は、なんか聞けなくてそのままおやすみをした。

翌朝また幾つかの写メを送ってくるので、休みなん?て聞いたら 休みって。

ふん、空いてんだ。遊んで欲しいんだな?そうなんだな?!と、当然いつそうなってもいいように身支度はそこそこしてあったカブは、ダッシュで家を飛び出ます。

アホやなー…

 

ごはん食べて基地で過ごして。

そんでも、次の休みの予定も聞かずに帰るつもりだったんだけど。SNS見てて、いつも一緒に行く雑貨屋さんにイイやつ入ったわ!って二人で盛り上がって、買っちゃうか!!ってそのままお店に連絡して購入決定。

引き取りに行くのに、

次の休みは?ってカブに聞くから、ウンウンって、ご機嫌になっちゃうわけだ。

 

 

 

逆の考えをしてみよう。

 

この人は、カブを裏切るような真似ができるんだろうか?ちょっとイヤな言い方だな、悲しませるような…っていうか、袖にするっていうか。

 

出会いの頃、オジはしつこかった。何回もスルーしたのに、それでもダメ元とか言って遊びに食事に誘ってきた。

それが習慣になって、いつも一緒にいる人みたいになって。友達や仕事仲間や車仲間と会うのにも普通にお供したり。周りの人には夫婦みたいに思われてたり、それを特に正すわけでもなく笑って済ますようになったり。

休み一緒に過ごすのは普通のことになって、共通の友達が増えていって。

 

そんな風になったのは、きっと、お互いの暗黙のアレなんじゃ…

カブはカブで、家あるから、そりゃ言えることなんかなんもない。

けど、オジだって、さびしいから誰かといたいけど、特定の人とお付き合いするのは、

幸せにできなかったあの人が幸せにならないと自分はそうなるわけにいかない

とか言ってたポリシーというか未練というか見栄というかそんななんかがきっとあるんだきっとそうなんだから、そーゆーふうにはなれない。

 

そうやって、口や態度に出さない空気感みたいのをお互いが守り合っていられるようになっちゃった居心地の良さというか都合の良さで、カブとオジは出来ている。

んじゃないの。

 

そーゆーふーになっちゃったカブを、オジは見捨てられるのか。

…られるかもしれん…

けど、けどけど!

顔に出ないし口に出さないし、でも、人のことをよく見てて、相手を思い遣る気持ちはそんじょそこらの口だけ男子よりよっぽど厚い人って知ってる。

そんなオジが、そんなことするー??

…するやもしれん…

 

はあ、しない絶対!!

って言いたい。

ここまでしてここまで来て、今さら見捨てないで欲しい…よよよ 泣

 

けど。

おもいがあるまま思い出になったひと は、最強なんだ。おもいごとフリーズされてんだもんな。

いつも一緒にいたって、いいとこも悪いとこも進行形で移り変わっていくカブは、悪いとこは悪いにしか見えないもんな。

 

とか、いじけたり思い直したりまたうなだれたりしながら、今日一緒に引き取りに行ってきた。

次の休みは?は、また、言わず。

ロキソニン効くといいね。