カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

あなたと行きたい

先週は会わなかった。

日曜日、オジは仕事だった。

まあ、そんな時もある。

 

最近は会わない時のやり取りもほとんどないので、なんとなく空白を感じる。

なんか言おっかな、って思うけど、わざわざ知らせることなんて特にない。

 

と、オジが写メを送ってきた。

また、買っちゃった車の写真。

聞いてはいたから、

やっと来たんだね!カブ乗れるかなー?

なんてやり取り。

 

カブ、すごい行きたい展覧会がある。

前売りでチケット2枚買って、だけど、行こうって言えなくて、手元にある。

 

今、忙しい?

ぼちぼちかな。

行ける時ないかな?

期間長いから行けるかな。

 

やった!

別に、他の友達と行ってもいい。

一人で二回行ってもいい。

でも、カブは、オジと行きたいんだ。

そんな気持ちをオジが知ってるかは知らないけど、二枚買ったチケットの写メを見て、一緒に行こう って意味を思って、行けるよ ってこたえてくれる。

 

こんなやり取りがいい。

言わないけど、伝わってることあるでしょ。そうでしょ。

だから応えるんでしょ?そうでしょ。

それでいい。

それがいい。

だから、これでいい。