カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

雨雨曇り晴れ曇り

オジさんが知り合いや友達に会う時、いつも通り同行させてくれることが嬉しい。

 

あなたの友達に会わせてよ

って歌があったな。YUIだ。

 

今日は、そんな日。

 

オジもカブも、わざわざ関係性を人に説明することはなく、相手の人達も、なんて言っていいのか分からないのだろうけど、とりあえずペアの人 くらいには思っているだろう。

 

オジがトイレに行った時、

今からどこ行くンすか?めっちゃ美味い高級料理とか食べに連れてってもらえばいいじゃないスか。

などと言う。

うーん。御馳走してくれるわけじゃないし…

え?食わしてくれないンすか?

あ、いや、食べさせてはくれますけど…

 

なんて言っていいのか。

かなり前は、ワリカン的に横から渡してた。

ちょっと前は、じゃあねの時に渡してた。払い忘れると、ゴメンねー!次、ご馳走するから!なんて。

今は、だいたい払ってくれる。それが何回か続くと、時々カブが先に支払いに立つ。

 

いやぁ、万もするようなご飯食べさせて言うたら、車買えるじゃん って言われちゃいます。

って、爆笑した。

 

秘密基地に置く小物とか、カブが選んでもオジが買ってくれたりする。

カブは、小さな買い物やお使いで出す。

 

だんだん馴染んでくる。

居心地いいな、って思うのに、そういうことで

そこに居られるわけでもない。