カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

サイコーだけど絶対イヤ

オジが。

 

仕事を辞めた。笑。

 

何故、笑。か?

日頃のオジを見ていれば、そんなこともあるよなー

って思う。

そして、カブと知り合ってからも、オジは何回か仕事を辞めている。

 

オジの言っていることは分からなくない。

自分は実直な仕事をしている。仕事とは…とか、人間関係とは…という事を踏まえ、取引先とお客さんのことを頭に浮かべ働いている。

しかし、勤めている会社の上司や同僚がそうではなかった場合…それも、口に出して行動に出てそれを咎めたり修正を図ったりしようとする。

 

しかし、そのうえで改善されないこと、そのとばっちりが自分の仕事とお客さんに影響する場合、そこにとても腹を立てるのだ。

 

オジは仕事の腕はいいっぽいし真面目に取り組んでるし曲がったことはしない。

取引先にも、相手が悪ければちゃんとそう話すし、仕事のパートナーや自分の会社が良くなければその後始末もする。

そういうことの積み重ねなのか、オジは取引先から信頼されているのだと思う。

 

故に、自分の会社の上司や他の人がやらかした不始末や苦情の連絡がオジに直に入ってくることが多いらしい。

これ、どうなってますか? とか、どういうつもりなんでしょうね?上の方? みたいな。あとは、直接言えない愚痴。

 

ボクはボクの仕事をきちんとやってる。なのに、なんなん?何か起こるのは仕方がないとしても、多すぎるし改善されないし繰り返される。その度ボクの仕事や信頼を邪魔されるのは心外だし迷惑だ。

俺の邪魔をするな。

 

という限界を迎えてしまったようだ。

時々、そんな話を聞いたりするので、そして、もう限界かもなー…と言っていたので、限界が来たんだな っていう、笑。

 

しょうがないよね、って思う。

カブにできることは何もないし、オジはカブにそんなものは求めてない。

何回も仕事は辞めてるし、大きく躓いたこともあるし、でも逞しくやってきてる。

 

オジが、こうやってカブに話してくれるのがいい。

カブにはなんにも期待してないけど、どうでもよくはない話をこんなことあってとかこれからどうしようとか、そうやって話す相手になったんだなあ…って思える。

 

期待してないくせにオジは言った。

事務やらない?

即座に

絶対嫌です!!

と返す。

だって怒るじゃん。ミスしたりやらかしたら本当に怒るじゃんか。知ってるんだから!良好な関係でいたいから、絶対に一緒には働きません!

オジは、

ウン怒る。何やっとるんだ!!って。はははは〜。と笑った。