カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

大丈夫。住めないから

いい一日だった。

 

カブ、いつもより早く家を出たのに、工事渋滞が相当で、結局いつもとたいして変わらない時間にオジのとこにたどり着いた。

 

目的は二つあったのに、それから向かうと帰り時間が遅くなる…と思ってだろう、どっちに行く?って聞いてくれて行先はひとつになった。

カブ、両方でもいいのにナ…って思ったけど、その時間で両方行くとどっちも駆け足になっちゃうから、ひとつにしてよかった。

 

お昼もゆっくり食べれたし、道の駅寄ったり、とまる毎にそこで売ってる名物をちょっと買って食べたり、人も多くなかったから気兼ねなく楽しめた。

 

行ったのは、オジの別荘地。

昔土地だけ買って、別荘にするつもりだったんだけど諸事情あって土地だけ持ったままになってるところ。

何年も見に行ってないから様子を見に行ってみよう って。

その頃はバブル期とかだったのかな?今や人けもなく、まあオフシーズンでもあるからかも知れないけど、寂しい感じの場所だった。

でも静かで、今日は思ったより寒くもなく空気が澄んでて気持ちよかった。

 

もっと不便など田舎なのかな、と思ってたけど、全然不自由しないくらい、少し走ったらコンビニもスーパーも病院もあるし、カブのキライな大型ショッピングモールはないし、いいところだった。

 

走りながら、全然暮らせるね。カブ、これだったら何にも困らないし快適に生きられる。住めるね!って話してた。

オジも、車運転できなくなって雪積もったりしたら不便になるかもだけど…とか言いながら、暮らせるねーって。

 

当然、これから移り住むとか一緒に…とかなんて思って言ってるわけじゃないけど、二人でこんな楽しい想像をできるのっていい。

家なんて小さくていいから、車停めるスペースいっぱい作って並べよう。シャコタンでも入るよ。

なんて。

 

ただ、トイレ事情は…

カブは、外のトイレはなるべく入らない。

ウチのトイレがめっちゃキレイってわけではない。

外でこそ。キレイであって欲しい。

ニオイ許さじ。見た目で汚いアウト。

ボットン圏外!!

 

…大丈夫。下水は通ってそうだから。

まず、住まないから。