カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

許してやらぁ

勝手に、オジとデートと思っていたら、今日はオジ、昔乗ってた車のメンバーとツーリングだった。

 

オジは、この集まりにはカブは連れて行ってくれない。この中のメンバーに個別で会う時は、普通に連れてってくれるけど。

 

この集まりに、以前あの子を連れて行ったことをカブは知ってる。

そこでの公認は、きっとあの子なんだ。

カブは、そもそもあの子とオジの関係性を知らないから、もしかしたら車繋がりなのかもしれないしこのメンバーからの繋がりかもしれない。

だから、それについてなにかに思ってもしょうがない。

 

今日はどうなんかな、と思ってみるけど、まあいっか。叶わないこと思ったってしょうがないし。

例えば、カブとオジがいつも顔出してる旧車の集まりに、オジがあの子を連れて行った場合、周りの人達がたぶん口に出さずにざわつくように、今日の集まりにカブが行ったって、逆の現象が起こる。

オジは、付き合うひとの棲み分けしてんだな。と思う。

いい、いい。もう。

あの子とずっと続いてんのは、そこにそれなりのわけがあるんだそういうもんだ。

 

どうなってんのか知りえもしないことに心砕いてもしょうがないし、カブはカブのしたいことしよ。

と、一日物作りしたり美味しいもの食べたりする。

 

けど、朝身支度してたらオジから写メ送られてきた。

集合場所に集まってるとこ。

走ってる動画。

返信して、ニヤニヤする。

 

夕方は早いうちにまた連絡くる。

某オークションの、カブが欲しいような雑貨の転送。そこから、やりとりがしばらく続く。

早くに帰ってきたんだな、そしてヒマなんだな。と笑う。

 

この、時に、カブに…って思ってんならそれでいい。

自分が相手してやらなかったからヒマだったかな、とか、土産話の一つもしてやるか、とか。

思ってんなら、許してやる。

 

って、夕飯の支度も進まずにぽちぽちぽちぽちラリーを続ける。