カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

合鍵ニコニコ

オジの、新しい事務所の引き渡しが済んだ。

もうこれで、ここは、オジの会社。

 

昨日、今日と 少し片付けを手伝って、

今日はカブ、大冒険をした。

…一人ではないけど…ムスメにお供してもらったけど…

 

こっ、高速に乗った!!

 

いや、乗ったことないわけじゃないんだけどね。今まで車のイベントで遠く行く時、車仲間と連れ立って(真ん中に入れてもらって連れて行ってもらった)走ったとか、ライブ行こうと電車乗ったら人身事故で復旧の見通しが立たないけどチケット代絶対無駄にしたくないし観たい舞台だし!!と思って急遽車を飛ばしたとか、そういう風に使ったりはしてるけどね。

できれば乗りたくないの高速。怖いの。そもそも運転が苦手なのに、高速とか合流とか乗り口とか降り口とか上りとか下りとか方面とか…もう、失敗要素満載やん。

ほんで、精神がね。考えが。失敗したら終わりっていう心で生きてるからね。リカバリーできるとかドンマイとか、そんな柔軟性ないの。

はい、間違ったー。オワター。みたいな。すぐシぬの。失敗の程度に対してのダメージが大きすぎるの。

だーかーらー。

わざわざダメージ受けに行くような行動は日頃からしないの。しないに越したことはないの。

やらない は、正義!

 

ってね。そういう風に生きてるのカブは。

 

けど。

オジの今度の事務所は遠いの。

今まで通りのつもりで出かけたら、カブが着くまでに半日終わってしまうの。そんなの、居られる時間がチョットしかなくなっちゃうじゃんかょ。

それに、休みがあんまりないオジの休みを、そんなことで潰すわけにはいかないの。やりたいことはいっぱいあるのに、その時間をカブが食ってるなんて、そう思ってまた自分ダメージになる。

 

だから今日はチャレンジチャーンス!!

オジは、にいちゃんと先に行ってるって言ってたから、カブは、後で行くよ。現地でね!って。

一人だったら怖いけど、お供がいれば助けてくれる。凹んでも凸らしてくれる!

 

いやー…迷ったぁー。

高速はね、乗れたのよ。そんなに怖いこともなかった。

けどね。高速の乗り口までを迷ったのよ。

まーねー。

そういう人よ。

カブなんて、そーゆー人間よ。

ララーラララララーラー♪(泣)

 

いいの!着いたんだから。

自分予定時刻を大幅に過ぎたけど、現地には着いたから!

そして、帰りは 上手に帰れたし☺︎

 

でね。

帰る時オジが、

「鍵、持っとりますか?」

って。事務所の鍵くれた。

えー?!って。

カブ、なんか、ここの鍵はもらおうとかも思ってなくて。

今までの秘密基地は、カブの負担はほんのちょっとのちょっとだったけど、二人で借りてる って建前にしてくれてて、カブはそれが満足だった。

カブにそうしてくれてても、実際何もカブが役に立ててることなんてなくて、ただ、そこに居ることを認めてもらってるってだけだったけど、それがカブの存在だった。

 

けど、今度の場所は意味が違って。

そこは、本当のオジの会社で。オジが買った場所で。

だから、今までのお遊びみたいに、カブが自由に居られる場所ではなくなるんだなー、って思ってた。

けど、物件探しから内容から決定まで、カブに全部話してくれて、ここは遠いとか高いとか交通の便が悪いとか色々聞かせてくれてきて、決定してからも、秘密基地の物をどうやって運ぼうか とか、カブの二階の持ち物、どう置こうね って一緒に考えて、

そっか、カブはここで引き離されるわけではないんだな、って思えた。

 

これこらも一緒に楽しんでいける。

これからも、を、たぶん普通に思ってくれてる。

そういうことで、カブは満足と言うか機嫌がよく過ごせている。

 

その上に、合鍵!

カブ…この上なき幸せ…

また、しばらくは生きていける気がする。

 

しかし。

道中を、プレッシャーなく越えられるようにならねばならない。

カブのアップデートは、いつもオジ絡み☺︎