オジが。
カブのする事を、自慢する。
カブ、実はコロナ解雇により、今プーである。無職。
曜日を分けて務めていたパートの仕事を、二つとも解雇され、
ま〜あ、暇なこと。
その前後から、義母が他界したり義母の弟が他界したりなど、色々あって最初はバタバタしていたものの、ここ二ヶ月くらいは本当に暇。
ただダラダラしていると太るし、もともと一日一つのことしか出来ないノロマなので、仕事しているとそれだけで日々過ぎてしまい、やりたい事、趣味や楽しみは、ずっとやれずにきていて、だったらそれらを順番にやってみよう!ということで、
毎日毎日遊んでばかりいる。
それはそれで、本来やらなくてはいけないはずの家の片付けなどの諸々は、またほったらかしである。
それはそれで…
よしとして…
まーあ、毎日楽しいっ!
そして忙しい。充実している!!
あー、忙しい忙しいw
で、縫い物したり工作したり車いじったり…
ただ、収入がない というのは、なかなかジワジワ自分を締め上げていく感があり気持ちがよろしくない。
自分の趣味は自分で賄う、をモットーにしてきていたので、遊ぶにしろ作るにしろ、微々たる貯金が底を尽きて、家計を食ってきたり、いざという時のために手をつけずにいたい自分貯金を崩さなくてはいけなくなるのはやっぱり嫌。
でも、外で働くの、もう嫌。
まあまあ年取って、若い人にはついていけなくなって、思ってたほど自分ができる人間ではなかったことも知り、人と接するの苦痛とか客商売は苦手とか、例の疫病のせいでマスクしろとかトレー触るなとか消毒しろとか…もう、そんな中で仕事にありつくのも大変で、さらに我がままなので、あんな仕事はしたくない時間長いの嫌週に二日くらいしか働きたくない…とか、もう
無理でしょう。
とか思いながら、ただただ遊んでいたら、面白い工作を見つけた。
今時女子がアクセサリーとか小物とか作る素材で、それを、もっと大人(おじさんおじいさんコアな趣味の人)に向けてアレンジする。
もともとは、自分が欲しいものがなかなか市場では見つからない、あっても高価すぎる、高価なくせに自分の”欲しい”とはマッチしない趣味が悪いもっとこうしたらああなってたら買うのに…っていうジレンマに、
ないなら作ればいいじゃない!
という考えに至り、材料揃えて試行錯誤し試作を続け、まず自分用を完成させ、それを見た兄妹や身の回りの人のリクエストに応えプレゼントし、
オジにも見せたら 結構反応が良く、
これ、売れるかなー? となっている。
誰もが欲しいものではない。でも、ピンポイントでこれを欲しがる人は結構いるはず。
もっと腕を上げて工夫をして、他に負けないモノが出来れば イケるかも!
なんて。
先日、オジと遊びに行った先で、その話が盛り上がった。
オジは、カブから見たらなんでも知ってるしなんでも出来る人。
カブの知ってることや持ってるモノ、出来ることなんて、いつも鼻先で笑って済ますから、あんまりドヤ顔で自慢できることなんてないんだけど、
その時オジは、カブが自分のソレを人に見せてた横で、
コレも(カブが)作ったんですよ
って、オジ用にカブが作ったソレを、人に見せてた。
うお。アガる (*゚Q゚*)
そして、そう言えば、そういうこと時々あるな…って気づく。
前にもオジの車のために作った備品、進んで使ってはくれないのに、何かのついでにそのモノの話が出ると、(この人の)手作りなんですよ、って言う。
言わなければ分かんないし、わざわざ言わなくても済んでいくことなのに付け加えたりしてくれてる。
そんで、カブのやりたい事を、すこし後押ししてくれる。実は、作るのもちょっと手伝ってくれたりする。
カブが外に出ることがあまり得意じゃないこととか、ひとと接するのもあんまり…で、それより美味しいお菓子作ったり手先動かしたり、見たり聞いたりすることの方が好きなこととか、そういうのをわかって、アドバイスでもなく積極的にでもなく、なんとなく見ててくれる。
で、それに必要なものとかやり方を一緒に考えてくれる。
自分に自信がなさすぎる。でも、人の言うことはきかない。頑固で決めたら猪突猛進。
そんなひとに、ただ、居てくれる。
こいびととか付き合うとか結婚とか暮らすとか、
そういうことを全部飛ばして老後の暮らしがしたい。
歳をとって仲のいい夫婦っていいな、でも、そんなことあり得ない って思ってきたけど、そーゆーみたいなほのかな幸せが、カブの中にはある。
それは、本当は上の全てをクリアしてこそ成り立つものだって解ってるけど、
カブは、
オイシイとこだけ欲しい。
現実は、もういいの。
夢みたいに楽しい毎日が、ずーっと続いたらいいのに。