カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

電車通勤悪かない

カブは最近、電車に乗ってオジのところに行く。

 

カブの新しい古い車は、まだカブの家にはやってこない。

先月、いよいよウチに!!

と思って走り始めたら(オジが運転してくれたんだけど)工場出てオジの家あたりまで来たら、ブレーキオイルダダ漏れで、積車に乗って工場にお戻りになった…onz

 

ということで足がなく、家族の車が余ってはいるのでそれに乗ればいいのだけれど、人のだし。とかも思うし、距離走るには頼りない車が残っているやつなので、信頼できるのは電車…となる。

 

で。

 

この電車に乗ったよ。何時に着くよ。

って言うと、それに合わせてオジが迎えに来てくれる。

 

で、で。

 

先週、乗り継ぎが良く予定より早い地下鉄に乗れて、伝えた時間よりほんの少し待ち合わせの駅に早く着いた。

だいたい早めに来て待っていることが多いオジなので、いるかなー?と思ったら、まだいなかった。

早めについたんだから、それもそうだな。と思い、ケイタイいじって待ったのだけど、

伝えた時間を過ぎてもやってこない。

 

??…

となるカブ。

オジの遅刻は珍しい。

けど、待つことが平気な上人に待たされることが多かったカブは、疑問に思うもそれは心配でもあり、

何かあったんじゃないか?もしかしたら、高齢のおかあさんに…とか、要らぬ心配をしつつも、カブの心配は大抵当たらないので、ただ待つ。

 

で、で、で、

何しろ何かにつけ恥ずかしいカブは、オジの来る方向に向かって待つことができず、それに背を向けてガードレール的なものに腰掛けてケイタイいじって平常心を装い待つのである。待つのだよ。

 

と、

プッ!(小)と、クラクションが鳴る。

間違いなくソレだと思う。

その、プッ!に、まず 萌えるのだ。

 

オジが、

カブに、

アクションしている…*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

僕が来たよ、気付け と言うのである。

萌え。

 

あら、別に。何も急いではいないし、心配も焦ってもいないわ。

みたいな顔をして助手席に乗り込み、

おはよー と言う。

 

「激混み。早めに出たのに、工事してて…めちゃめちゃ時間かかったわー…」

とか、オジが言う。

 

もう、幸せ なのである。

オジが、カブに、言い訳してる (*´艸`*)

 

言い訳って、どうでもいい時にはしない。

自分の怠慢ではないよ。ちゃんと分かってたし時間を見て出かけたよ。でも、アクシデントがあってさ…

と、自分を守る弁解でもあるけれど、それはなぜするのかと言うと、相手に、申し訳ないとか、マイナスな気持ちを持たせたくないとか、もっと言やー、

嫌われたくない とかでもあるのである。

 

オジについては、もっと、は言わなくていいが、

でも、言い訳をした!のだ。

当たり前の顔で、来てやったよ ではなく、遅れてごめんね。でもさ…と言ったのだ。いや直接そのセリフではないけども、でもそうなんだ。

 

カブは、そういうので満足。

もうそれで、三日くらいはお酒飲める。

来週までは幸せに過ごせる。

再来週まで…ってわけにはいかんかもしれんが、それまでには、次の楽しいが、きっと起こる。

 

明日も電車…かな。車かな〜。

まあでも、きっといい日になる。