カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

ステイホームとか

ステイホーム。

とか。

そもそもわたくしインドア派なので、たいしてダメージないのですが。

 

食に困ることはなく、紙に困ることもない。

生活の保証は守られているくらいの要請の中で、そこからはみ出ると言うか、

自分が自分の意思で守っていることを、他人がその人の意思や事情により守らないことについて責めたり、強い態度や言葉を吐いたりするような場面が多く見られるようになりましたね。

私の友達にもそんな発言をする人があらわれたりして、驚いたり戸惑ったりしています。

 

仲よいと思っていた人との付き合いにも、不安な気持ちになったり気遣いをするようになってきました。

さびしいことだ。

 

そんな中、カブとオジは、いつも通りの日常を過ごしております。

特に濃厚な接触をすることなどなく、他県をまたぐこともなく、出かけたいイベントは全て中止になり遊びに行く店も全部閉まっている。

 

倉庫で車でもいじるかね。と。

少人数、二人だし。

唾飛ばすほどの勢いで話すこともないし。

 

と、そこへ、若ーい車友達が、ふらりと寄ってくれました。

カブの新しい古い車を見に。

彼も、テンション低い系なので、かるーくお話ししてかるーく三人でドライブし、バイバイしました。

 

別れ際、オジは彼に、

仕事あるの?暇だったらいつでもどうぞ。

われわれ、ステイホームとかないんで。

 

と言った。

われわれ。

われわれ…

カブとオジとしての われわれ。

 

ただそれだけです。

嬉しかっただけ f^_^;

 

そして、ステイホームまるでない ってほど、暴君でもないし考えなしでもありません。

カブにもオジにも、今の状況に対しての考えはちゃんとある。

そんで、そういうとこで、われわれの行いに誤差は少ないって感じだと思う。

 

自分をちゃんと持ち、惑わされず、人を粗末にしない。

今まで通りの私たちでいます。