カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

ソレは、売らないで

朝、いやほぼ昼。オジの家にたどり着いてどちらの車で出発するー?を、目で確認し合う。

 

特にどこに行くとか何をするとか決まってるわけでもなく、決まってる日もあるけど。

どちらかの車に乗って出発する。

 

おはよう とか、ほとんど挨拶もしなくなり。

当たり前みたいに休みの日が始まる。

 

カブは、当たり前のひと になっているのだろうか?

カブとオジは、なんにもない間柄だけど、それは、暗黙の中で何もなくとも何かの何に値する何があるのだろうか?

 

あってもなくても、

別にソレでいい。

 

カブは、そんな日々が、こんな満足だ。

 

オジ、出会った時に乗ってきた車、所持8年?とか言ってた。

それは、カブと一緒にいる月日だ。

 

カブは、その年月と共にその車を愛している。

実際分からないけど、オジはその車、今までで一番長く持ってるんじゃないかな?

 

車に愛情持つとか解らない。執着とか僕にはない。

と言うオジだけど、ソノ車を ここまで持ち続けていた惰性と共に、カブも持ち続けていてくれたらいい。

 

最近は、意味もなく繋がる連絡がなくなった。

暇がなくなったのか、そうやって繋いでいる必要がなくなったのか分からないけど繋がってる。

 

いてくれれればいい。

それで いい。