カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

お返しは、笑って欲しい

オジさん オジさん、と書いているけれど。

まあ、世に言うオジさんであることには変わりないけれど、オジさんは カブからしてみれば、そんなにオジさんじゃない。

としは 二つしか変わらない。

 

つまり、カブも オバさんって事だ。

でも、精神性が全然違う って思う。

 

カブは、なんと 18歳で結婚してしまった。

全然子供のまま、何も考えず 勢いと親の望みを感じそのまま嫁(い)けば みんなが喜ぶ、なんか面白いし

みたいな感じで結婚してしまった。

このことが、今まで ずっと、カブを苦しめ続けている。

 

それ、まず 置いておいて。

 

高卒即結婚。

何も知らなくて幼すぎた。

そのまま この年まで来た。

当然、生活はできるし 子育てもした。子供だったからって 馬鹿ではなかった。

ちゃんと 適応してる。

けど。大海を知らな過ぎる。

 

オジさんは、興味の塊みたいな人で、気になったことをどんどん掘り下げていく。

面白そうなものにはすぐに飛びつく。

いいか悪いかは、経験してから判断する。

欲しいものは手に入れる。

それで、痛い目にも合う。けど、

生きるしかない。

 

そうやって 今まで来たことの色々を、そんなに雄弁でもない、滅多に笑わない、急に突飛なことを言い出す、そんな人が、上からでもなく押し付けでもなく、一緒にいる中で 色々聞かせて見せて感じさせてくれる。

 

カブの言うこと 訴えることには、ほとんど意見しない。解決しようと語らない。

けど、その代わりみたいに、同じようなことがあった時の自分の話を、ただ 聞かせてくれる。

解決が、同調 共感。と思ってた 今まで会ったどの人とも違う。

素直になって、とりあえず聞く。

ちょっと、自分にゆとりができる。そして、自分で整理する。

 

そんな事、考えてやってんのかなー?この人。

って思うけど、心地よい。

もっと知りたい。

 

そんな感じで ここまで。

まあまあ 長くいる。