カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

それは 決定打

エリンギで、 太陽の塔 を作った。
かさの部分を顔部に見立てて、え に左右下から切り込みを入れ腕?に。
フライパンで焼いたら へにゃっとしてしまって、あの、すっくと立つ 太陽の塔 とは別物になってしまったけど、焼く前のビジュアルが、よく考えたなあ…と我ながら素敵だったので、FBにアップした。


太陽の塔 行ってみたい。」


間もなく。
オジさんから 連絡が来た。


太陽の塔、明日行く?


決定打だ。


あそこに、自分が行けることなんて ないって思ってた。
夢の場所だった。憧れの。


そこに。明日。すぐに。


今でも思い出すと泣ける。
いつか、カブの記憶が曖昧になる時が来ても、きっと忘れない。