カブトムシ、オジさんを嗅ぐ

お家柄の差で、好きなひとと結婚できなかったオジさんと、それにまとわりつくカブ(わたくし)の、恋愛に至らない日々

まあ、そうなる

カブ、今日は出店イベントだった。

オジ、来てくれたので、少し気持ちが楽になる。

 

出店者さんには、オジとカブがよく買い物に行くお店がある。

カブは自分のブースを離れられないけど、オジは一回りしてきて、

「あそこの店の人が カブのこと話しててさー。『あの、車で出店の人…』って別の人に。そしたら、『あー、あの、旦那さんが古道具で奥さんが車の人ね』って。ボクら夫婦にされてるし」

って、笑う。

カブも笑う。

 

そりゃー、まー。

あっちから見ればそうなるわねえ。って。

いつも一緒だしね。

 

そういうこと、カブに言ってくる顔はイヤげじゃなく笑顔だから、カブはそれを、それはそれで悪くはないんだぁ…って受け止める。

 

イヤじゃないんならそれもよくない?

まー。

ハードルがあるのは、カブの方だからね。

今は、それで十分。

そのままでいられたら、それでいい。

まーいっか で、ずっといて。